2024年 06月の記事

June 2024
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
映画が好きです。
学生時代から毎月欠かさず観てきたように振り返ります。
現在も月に2~3回は映画館へ足を運びます。
今月は作家・佐藤愛子さんを草笛光子さんが演じる『90才。何がめでたい』と、平泉成さんの80才になっての初めての主演映画『明日を綴る写真館』を鑑賞しました。
映画は生きていく為のモチベーションにも良き影響を受けますし、仕事への参考になる事も多いですね。
どんなに仕事が忙しくとも欠かさず観てきたように思います。

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テレビやパソコンとは違う大画面の迫力にいつもながら圧倒されます。
感動を味わいたい僕にとってはもってこいの場所でもあります。

そして新たに、最近脚光を浴びている作品『ディア・ファミリー』を観ました。
主人公の町工場の社長を大泉洋さんが熱演してらっしゃいます。
奥さま役の菅野美穂さんもいい感じでした。
この映画の舞台が、愛知県春日井市ですから現在僕の住む町です。
春日井市に本社を置く「東海メディカルプロダクツ」の現会長である筒井宣政さんが、心臓疾患の娘を助けようと私財を投じて人工心臓の開発に挑む実話の物語です。

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不可能と思われた挑戦が、苦労に苦労の末やがて画期的な医療器具の誕生へと実を結ぶ感動のストーリーです。
結果として、娘の生命を救うことはできなかった迄も、筒井さんの発明は後に17万人もの世界中の人たちの命を救うものとなります。

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筒井さんの次女佳美さんには「三尖弁閉鎖症」という先天的な心臓疾患がありました。
工場が抱える巨額負債の返済に苦慮しながらも手術費を工面、佳美さんが9歳の時医師から「手術は不可能、温存すれば10年は生きられる」と告げられます。
「10年あれば理想的な人工心臓が出来る・・・」かすかな希望を見出して自ら開発に着手、無縁だった医療の世界に飛び込んで独学で研究を始めるわけです。

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何度も上京し、研究者たちに頭を下げ、莫大な資金を投じて開発を進めます。
だが数年後には資金が底をつき人工心臓の開発は断念せざるを得なくなります。
ただそれだけでは終わりませんでした。
人工心臓の開発で得た知識と技術のすべてを注ぎ心臓のポンプ機能を補助する「IABPバルーンカテーテル」を開発したのです。
当時「カテーテル」は米国製の物しか流通していなく、日本人の血管や身体の作りに合っていない事で事故が頻繁に起こっていました。

大学病院の教授や研究医、医療界の人たちとのやり取りが上手くいかないシーンが数多く出てきました。
医療や大学病院の世界の特有な「しがらみ」にはねられます。
娘さんへの愛情は強いものがありますね。

「諦めない」という強い想いが多くの人の命を救うことに繋がっていきます。
「為せば成る」「考える前に動く」行動が成功裡に結びついていくのです。

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仕事先で社員さん達の行動に時として思う事があります。
諦めの早さに驚きます。
継続できない弱さを感じる事もあります。
「やり遂げるんだ」という強い意志にも欠けています。
挑戦する気概もなさそうです。

人生を充実させようと思うならば、絶対に諦めないという気持ちを胸に強く持っていたいものです。
そういう僕も身体をケアしつつ、もう少し社会貢献していきたく思います。
まだまだ夢は老いてはいませんよ。

『ディア・ファミリー』の映画、素晴らしい映画でした。
涙腺が何度か緩みますのでハンカチをお忘れなく、ぜひご覧ください。






カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
東京都知事選挙が話題になっています。
3期目を目指そうとする小池知事に対して挑戦者の立場で蓮舫氏が立たれました。
偶然ですが、新幹線で蓮舫さんと1時間程でしたが席が隣り合わせになった時がありました。

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両手いっぱいにたくさんのお荷物を持たれ、失礼ながらおばちゃんイメージ満載の姿がそこにはありました。
庶民感覚に溢れていました。
おそらくは現職の強みもあって小池さん有利となる選挙の予感がしますが、蓮舫さんにも互角の戦いを望んで止みません。

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政治家もそうですが講演や研修を仕事にしている私も背中を押して頂くことが大きな励みになるモノです。
セミナーや研修終了後、受講された人たちから受講者の感想、声を頂きます。
例えば・・・
「加藤先生の熱いトークに圧倒されました。研ぎ澄まされた感性と先見性は自分もあこがれ目指すものです。」
なんてことをおっしゃってもらうと天にも昇ってしまうのですがありがたい事です。

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営業時代、お客様は一生で一番大きな買い物である「住宅」に対して、契約の時期や購入をいつ決断するかでお迷いでした。
大きなローンを抱えて果たして生活ができるのかいろいろと考えておられました。
私達は、そういったお客様に対して「今がお薦めの時期です」と背中を押す役目を果たしたものです。
ある種、住宅営業の仕事は住宅建築に対してご不安や心配を感じておられるお客様にアドバイスする事=心配を取り除くことではないかと思います。
営業みんなが同じ商品(住宅)を販売しているのですが、不思議な事に良く売れる営業と、なかなか販売できない営業と大きく分かれます。
よく売る営業=トップ営業はこの背中を押すことが出来る人たちのような気がします。

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そしてお客様の背中を押して契約というご褒美を頂くためには「信頼」が何よりも必要な気がしてなりません。
いつもどこかでお客様の事を気遣い、考え、想う気持ちがあるのかないのか・・・。

一般に住宅営業の仕事は他の職種や、他の仕事と比較して収入も多いものです。
それは何よりも大変な仕事、やりがいのある仕事である事に基づいています。

生きていることが素敵だと思う事の要因は何でしょう。
人の為に良かれと思っていただける事ですか。
お客様の笑顔に触れる事でしょうか。
感謝のお言葉を頂くことでしょうか。

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住宅営業はお客様の背中を押すスイッチを持ち合わせていたいものです。




カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
最近テレビで「虎に翼」というNHKの朝ドラがヒットしていますね。
僕も楽しみにして観させて頂いています。
なんでも日本で初めての女性弁護士=三淵嘉子さんのお話ですね。
主人公を演じる伊藤沙莉さん(お笑い芸人のオズワルドの伊藤さんの妹さんなんですね)も好評の様ですし、女性の社会的地位が随分と現在と違っていたことで大変だった様子が伝わってきます。
現在もまだまだ日本における女性の状況が改善途中とも考えられますが・・・。

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かつて僕が小学生時代ですが我が家では「家族会議」というものが存在しました。
僕の両親は二人とも教員で職場結婚、「家族会議」は誰の発案だったのかは不可解なのですが、いずれにしても定期的に「家族会議」が開催され子供であった私達(ちなみに僕が12才の時、妹が11才、弟が6才でした)も決まって個人的な意見を述べる形になっていました。
この「家族会議」で決まったことは、必ず守らねばならないというルールがあったように記憶しています。
そこには戦後の民主主義の影響が少なからずあったような感じがしてなりません。

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今いろいろと住宅会社に顔を出させて頂いて思う事です。
ちょっと社内の会話が少ないのではないかと感じています。
顔と顔を交えた、目と目を合わせた打ち合わせというか、ミーティングはとっても重要に思えてなりません。
極端な事を言うと、つい隣に席がある場合にあっても携帯でメールでお話ししているとか・・・?そんなことはありませんか。
営業に例えれば、お客様との会話が少ないのではと感じています。
ご存じの様に人は会えば会うほどにその人との信頼関係が生まれるものです。

他人が、徐々に、知人になり、友人にそして親しくなっていくものです。
一歩一歩信頼関係が構築されていくものです。
お互いがもっと関心を持つことも大切な気がします。
研修で時々感じていることです。
なんか変だな?と感じてしまう事です。
もっとコミュニケーションしておこうよと思うわけです。
その責任はリーダーやマネージャーにあると言って間違いないでしょう。

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会社が嫌に静かな事も気になります。
もっと元気があって声が良く出ていると安心もします。
いろんな雑談もしてほしいですね。
世間話も苦手な方が多いですね。
大体において新聞を読まない、テレビもあんまり見ていない、世の中がどのように動いているかニュースを知らない。
ニュースソースはあくまでスマホなんですね。
時計もしていない、時間もスマホでチェックしています。
悪いとか言っているわけでなないんですが、何かしら寂しい感じがしています。

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こんなところにも業績の良い企業とそうでない企業の差が出てきています。
つまりは業績の良い会社は社員通しが関心を持ちあっている、会社に来るのが楽しい、仕事が面白い、お互いが喜びあったり、慰めたりもする。
プラス思考で仕事が出来ている、些細な事がハラスメントの対象にならない。
リーダーがへっちゃらでメンバーを叱る、褒める時は褒める。

そんな事大したことではないのでは…とお思いですか?
イヤァこれが大したことなのですよ。
改めてお聞きします。
毎日のミーティング、報告・連絡・相談できていますか。